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「命とお金の疎開地」マレーシア

house2011年3月11日、後に「東日本大震災」と呼ばれる悲劇が日本を襲いました。日本がこの災難から一日も早く復興することを祈るばかりですが、同時にこの災害はひとつの大きな「ジャパンリスク」を再認識する結果にもなりました。

残念ながら地震大国日本では、これが最後の地震ではありません。マグニチュード8を想定した東海大地震が今後30年以内に88%の確率で起こると予想されています。その他、東南海地震、南海地震、関東直下地震なども60〜70%の高確率で起こると言います。(地震調査研究推進本部事務局 文部科学省研究開発局地震・防災研究課)
》「主な海溝型地震の評価結果」ご参照
なお、首都直下地震に関しては、その後、東京大学地震研究所が「M7以上の首都直下地震の起きる確率は4年で70%、30年で98%」というショッキングな調査結果を報告しました。

防災や減災の高い意識を持ち災害に備えることは重要ですが、一方で大自然の猛威に対し人間は無力であることも真実です。事実、首都直下地震が起きた場合、建物全壊棟数・火災焼失棟数85万棟、死者数11,000人、負傷者数21万人、帰宅困難者650万人、避難者700万人、経済的被害額112兆円と甚大な被害が予想されています。(「中央防災会議」が平成22年1月に更新した「首都直下地震対策大綱」による)

また放射能汚染の影響も心配です。政府は福島第一原発の事故に関し、早くも事実上の安全宣言を出していますが、事故に対するこれまでの政府の対応を見ている限り、とても信用できるとは思えません。

政府や特定の企業に依存していては、自分、家族の命と資産を守り抜くことはできないことが今回の災害で証明されました。真の「自己防衛」が必要な時代と言えます。

beachそうであれば、いっそのことしばらく日本を離れて海外でのんびり暮らす、あるいは必要な時にいつでも暮らせる海外拠点を確保するという究極のリスクマネージメント法も考えられます。つまり、「避難所」、「疎開地」となる海外拠点を持つという発想です。

もちろん、すべての方が今すぐ日本の仕事や日本の生活を捨て海外永住を決行せよ、と主張しているのではでありません。既に退職した方は居住地に関してある程度の自由度はありますので、海外移住や海外長期滞在を実施するのは極めて現実的です。また退職を控えた方や現役の方でも、今から可能な範囲でその準備をしておくことは可能です。いざという時のインフラづくりは早いに越したことはありません。

もう一つの大きなジャパンリスクが「財政破綻」ではないでしょうか?国の歳入の約半分が借金という放漫財政の結果、国と地方の長期債務残高は1,000兆円、GDPの約2倍超という未知の水準まで達しています。今のところこの債務のほとんどは国内でファイナンスされているため、南欧のような経済危機は起きていませんが、対岸の火事ではありません。高齢化の進行にともなう貯蓄の取り崩しで経常収支は早晩赤字に転落するとも言われ、海外ファイナンスに頼らざるを得ません。結果、近い将来、国債のデフォルト(債務不履行)、それに至らなくとも、国債価格の暴落、金利上昇、ハイパーインフレ、円暴落などのハードランディングなどを引き起こす可能性があります。
》財政破綻警告ご参照

hellその対策としての増税や社会保障の削減が議論されていますが、容易な消費税引き上げや年金カットの構想は国民の理解を得られるか不透明です。国民が「ノー」を突きつけた瞬間、この巨大債務の返済に対する市場の疑念が生じ、上記のリスクが現実味を帯びます。仮に、合意が形成されたとしても、それは、今後我々が死ぬまで負担は増加し続け、福祉は削減し続けられることを意味します。債務削減のためには消費税を25-30%に引けき上げなければならないと主張する専門家も数多くいるほどです。

つまり日本で生活している限り、ハードランディング(インフレ、通貨下落)あるいはソフトランディング(重税、福祉削減)のいずれか(あるいは両方)の「地獄の選択」を迫られるわけです。いずれのケースでも我々(特に退職者)の生活破綻のリスクは増大することとなります。少なくとも一般庶民には、余裕のあるハッピーなリタイヤメントライフを送ることは困難となります。

そうであれば、今の円高水準を神様からの「最後のギフト」と考え、今のうちに割安な外貨に交換したり、海外不動産を購入したりして、海外移住や海外生活の資金やインフラづくりに活用させてもらおう、という考えも成り立ちます。冒頭に紹介した海外の避難所、疎開地の構築といった構想にもつながります。

twin tower暮旅ではそのひとつの有力な候補としてマレーシアを紹介しています。それはマレーシアには災害が少ない(地震、台風、原発がない)、生活費が安い(日本の1/3程度)、不動産価格、家賃が安い(日本の1/5程度)、居住権(長期滞在ビザ)が取りやすい、治安が良い、親日的な国家である、英語が通じ安い、医療水準が高い、気候が温暖で年中変化が少ない、税金面の負担が小さいなど、前述した「災害防衛」、「生活防衛」の拠点としての要素をすべて満たしているからです。

ロティ・チャナイ(約50円)ロティ・チャナイ(約50円)特に物価の安さは特筆すべきで、UBS(スイスの大手銀行)の2011年世界物価調査によるクアラルンプールの物価水準(家賃を含む)は、調査対象73都市中、70位と位置づけられ、物件指数はニューヨーク100に対し、36.5とされています。(ちなみに東京は94.2) これはジャカルタ(53.8)、バンコク(50.5)、上海(53.1)などマレーシアより発展途上の国より低い物価水準で、マレーシアの「コストパフォーマンス」の良さを示します。
》UBS "Prices and Earnings"
退職者の方は、世界最強通貨の1つである円をマネタイズ(現金化)して、世界最低物価水準(ただし生活の質は快適水準)のマレーシアで生活することは、経済合理性の面からも、大変有利な「戦略」とも言えます。

本来、退職後の海外移住や海外ロングステイは、もっと楽しく明るいトーンで語るべきものだったかもしれません。もちろんマレーシアには、ゴルフが安く気軽にできる、エアアジアをフル活用し海外旅行三昧ができる、グルメ天国である、などレジャー面も充実しています。ただ、現状の日本を見ていると、残念ながらむしろ「命とお金の疎開地」としてのマレーシアの価値を強調する時代になってしまったようです。

property暮旅は、どちらの目的であれ、マレーシアに自分の海外拠点を構築したいと考えるお客様を全面的にバックアップいたします。もちろん純投資目的で、マレーシアに不動産を購入したい方の購入サポートや仲介も行います。
お気軽にご相談ください。

代表者略歴

アバター小坂 博志
静岡県出身。 明治大学商学部卒業後、1984年から2006年までの間、メリルリンチ(米)、UBS(スイス)、リーマンブラザーズ(米)、BNPパリバ(仏)の各外資を含む計6社の証券会社に勤務。トレーディング、デリバティブ、商品開発、ストラクチャリングなどの分野で第一線で活躍する。その後、(株)暮旅代表取締役として、自ら資産運用、海外移住、海外不動産投資、海外事業投資にかかわるコンサルティングを行う。また大手資格学校、大手金融機関、労働組合等での投資セミナー・資格講座の講師や、他のファイナンシャル・プランナー向けセミナー講師を通じて金銭教育にも熱心。

目標とする投資家はジム・ロジャーズ。(ジムロジャーズは、ジョージソロスと共同でクウォンタムファンドを立ち上げ、10年間で4000%という驚異的リターンを記録した伝説の投資家。37歳で引退しバイクと車で世界を2周し、世界の果てまでにも投資チャンスを追い求める。投資界のインディージョーンズと言われる。)

私自身も「FP界のインディージョーンズ」を目指し海外投資を実践するが、ジム・ロジャーズと比べるとその運用能力、資金量、スケール、知名度などは千分の1、いや百万分の1かもしれない。

現在、数年以内にマレーシアへ生活拠点、ビジネス拠点を移転することを計画し、そのインフラづくりに邁進中。年に10回程マレーシアへ出かけては、顧客サポート、種々の調査を行なっている。マレーシアにご興味あるお客様の、何らかの参考になるはずです!


主な資格

  • 日本ファイナンシャルプランナーズ協会認定 CFP®(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)

    CFP®とは、世界で最も信頼されているファイナンシャル・プランナーの国際ライセンスであり、ファイナンシャル・プランナーとして高度な知識と経験を有し、あらゆる顧客ニーズに対し適切なアドバイスとプランの提示ができ、また他のファイナンシャル・プランナーの規範となる確固たる職業倫理を身につけているプロフェッショナルにのみ日本FP協会が認定するものです。(日本FP協会HPより)

  • 日本証券アナリスト協会検定会員
  • 証券アナリストとは、証券投資の分野において、高度の専門知識と分析技術を応用し、各種情報の分析と投資価値の評価を行い、投資助言や投資管理サービスを提供するプロフェッショナルのことをいいます。(日本証券アナリスト協会HPより)

  • 証券外務員資格1種


講師実績

  • 公共委託訓練 二種証券外務員講座講師
  • 大手地方銀行 一種および二種証券外務員講座講師
  • 大手労働組合 株式投資セミナー 「これからの時代を乗り切る株式投資」
  • ボランティア団体向けセミナー「リタイヤ後の海外ロングステイ、移住という選択」
  • FP事務所向けセミナー「マレーシア不動産に投資しよう!住んでから買うか、買ってから住むか?」
  • FP事務所向けセミナー「もう暴落相場は怖くない -マネージド・フューチャーズ活用による新時代の分散投資-」
  • FP継続教育セミナー「年金生活のための海外移住という選択」
  • FP継続教育セミナー「株に強くなる ~実践 銘柄選択常勝の方程式~」
  • FP継続教育セミナー「波乱相場は全天候型ポートフォリオで乗り切ろう」
  • FP継続教育セミナー「間違いだらけの資産運用アドバイス」
  • FP継続教育セミナー「さすがFP!と言わせるスパイストーク集」 
  • 自社セミナー「ポートフォリオ構築法」
  • 自社セミナー「1万ドルからの海外投資入門」
  • 自社セミナー「マレーシア不動産投資法」
  • 自社セミナー「オルタナティブ投資」
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執筆等

FPジャーナル2009年1月号特集記事「2009年注目の金融商品を利用したアセットアロケーションとは ~ 海外株式ETF&海外債券ETF&為替連動ETF」のパートを担当。