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フィリピン長期滞在の有り方
リタイア後、海外での生活を考えている方が増えてきています。
その目的も様々ですが、海外での生活の有り方もピンキリです。
広い敷地に大きな家を建てて(借りて)、メイドを何人も雇い、運転手付の自動車を持たれている方もいらっしゃれば、狭い部屋でつつましく生活される方もいらっしゃいます。
従来は前者が主流でしたが、最近は年金への不安があるせいか後者の生活を目指す方も増えてきています。
かくゆう私も5年ぐらい前までは後者でした。
しかし、昨年、フィリピンでNPOを立ち上げ、日系人救済活動に携わられているご住職にお会いして考え方を改めました。
ご住職に私が「フィリピンで年金生活をおくりたい」と言いますと、
ご住職ははっきりとした口調で「年金生活ですか?年金生活者はお金を使わないからあまり良くないですよ。」と言われました。
その時は余り気にも留めませんでしたが、ご住職が言われた「年金生活ですか?」が頭の隅にインプットされました。
そして考えました。
「何故、年金生活者は良くない?」
私達が海外に滞在するということは、砂漠でない限り、その国のインフラを利用します。
そのインフラは誰がお金を出して作られたのでしょうか?
私達は一銭もお金を出していません。
滞在するにあたっては、税金も払わなくて良い国が殆どです。
インフラの維持にもお金がかかります。
それは誰が負担するのでしょうか?
フィリピンを始め、アジアには貧しくてご飯もまともに食べれない子供達、家族が沢山います。ダンボールで作られたような家、雨漏りのするボロ家に住んでいる家族も大勢います。
日本人がそのような国に滞在して、インフラを利用して、かつ、その国の経済的な弱さからくる物価安を享受するのは、如何なものかと思います。
アジアの貧しい国にぶる下がるような生活は求めない。
お世話になるその国に感謝の気持ちを忘れない。
それではどうすればよいか?
滞在される国のことも考えて、あるていど現地にお金を落とすように心がけてください。
フィリピンでの生活を考えられる方の目安を私なりに考えてみました。
私の目安はフィリピンの中流階級の家庭の生活レベル(持ち家有り)です。
彼らは月10万円も給料は貰っていません。
それ以上の年金がある日本人がフィリピンで生活するには当然このレベルが目安です。
1)2部屋ある1戸建て、コンドミニアムを借りる、購入する。
賃料はピンきりですが、7万円/月程度であればそこそこのコンドが借りれます。
2)メイドを雇う。
自分が必要とする、しないではありません。
1人でも食い扶持を作りましょう。住み込みのメイドの給与は1万円もしません。
3)車を所有して、運転手を雇う。給料は1万5千円程度です。
それに、食事、光熱費、趣向品5万円強で約15万円です。
最初に住宅を長期賃貸で別勘定にしておけば8万円程度で生活できます。
これさえすれば、あとはご自分の好きなように滞在されて宜しいかと思います。
それでも日本で生活するよりはゆとりある生活が出来ます。
また、ゆとりがあれば、日本人が生み捨てた困窮した日比混血児に救済の手を差し伸べてあげてください。
確かに日本の将来は不安だらけです。
老後の生活に対する不安もあります。
しかし、日本は努力すれば報われる国です。
フィリピンではその努力をする場所にさえ手が届かないのです。
我々民間レベルで少しはお役に立ちましょう。
最後のステージは少しは人に良いことをして臨終を迎えましょう
ピナツボ展望台から


