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火曜と金曜は手巻きの日
ユーロになって以来、イタリアでは物価が2倍になったと言われています。
昨今の日本食ブームで、ここローマにも日本食レストランが増えてきていますが、
やきとり2本8ユーロ、お寿司2貫4~10ユーロ、定食メニュー15~20ユーロ
こんな価格帯を目にしてしまうと、とても常時通えるような場所ではありません。
とはいえ、日本の味は時折無償に恋しくなるもの
そんなとき、お手軽な手巻き寿司をよく作ります。
イタリアでの魚介類の売られ方は、日本のようにパックに入っているのではなく、
スーパーでも市場でも魚屋さんでも、氷の上に素材がそのままどんと並べられています。
それを、グラムや一切れ、または一匹などとお店の人に注文しながら買うのですが、
最初は少し戸惑いながら、慣れてくると、お店の人が「今日はこれが美味しい」とか、
オススメや世間話、時におまけをしてくれたりして、なかなか楽しいものです。
お寿司を作るようになってから気がついたのですが、
魚屋さんへの客足が曜日によって違い、売れ行きも違います。
よくよく聞いてみると、イタリアでは、伝統的に月曜日と木曜日が漁の日になっているので、
新鮮なお魚を食べるには、火曜日と金曜日がオススメなのだそうです。
また、手巻き寿司の良い点は、皆でワイワイ集いながら作れるという点でしょう。
国際交流しかり、意外なことに気づかされることもあります。
あるとき、こんなことがありました。
分担で材料を持ち寄り、“手巻きパーティー”を行ったときのこと、
お米担当の友人が、タイ米を持ってきました。
新潟米で甘やかされて育った私は、必要以上にびっくりし、
「ん・・・これは、お寿司に合うかどうか・・・」と、頭ごなしに決めてかかったのですが、
「市場でお米の表情と香りを吟味しながら選んだ」と
すまなそうに袋を差し出す友人の手の中を良く見ると、
真っ白くて小粒のそのタイ米からは、何ともいえない芳香が漂っていました。
そして、炊き上げてみると、その芳香は生のお魚にもしょうゆにもマッチし、
また冷めても美味しく、日本米とは全く違った個性ながら、本当に美味しかったのです。
「こういうのを、先入観というのだろうなぁ」と、反省しながら食べたのを覚えています。
そしてそれ以来、市場での食材の選び方も変わりました。
ローマのテルミニ駅南側のヴィットリオ・エマヌエーレ2世広場界隈には、
今もアジアの食材を扱うお店が多く並んでいます。
お米も野菜も調味料も、日本オリジナルのものとは違った姿形ながら、
懐かしの味に出会うことができます。
時間に余裕があるときは、自分の目と鼻とで表情と香りをじっくりと確かめながら、
食材選びをしてみてはいかがでしょうか。
失敗もあり、意外な発見も成功もあり、
これが、海外生活の醍醐味のひとつともいえるのでしょう。




そうですね*^_^*
そうですね*^_^* 私も和食が大好きですが、材料などを買えるのは少し難しいです。ローマなら、Castroni (カストロニ)と言う店で国際食材が買えるんですが、値段は高そうです。ですから、お互いに頑張りましょうね。